「東京育ちの京町家暮らし」
00年 文藝春秋

格子戸も美しい京町家。最近はレストランやギャラリーなどの店舗に改装され、再利用の動きが活発になっていますが、それでも西陣あたりでは、荒れた空家が目立つのが現状です。

98年の夏、私たち夫婦は、不動産屋を通さずに、町家捜しをはじめ、99年2月、俵屋旅館の近くの借家普請の町家と契約。しかし修復工事中にアクシデントが発生し、契約解消。今度は不動産屋や町家倶楽部の助けを得ながら、9月、洛北の隠居建ちの町家と契約。町家大工、京左官、石川県の塗師といった、優れた職人の指導のもと、自らの手で修復作業を行い、昔ながらの工法や、ものを大切にすることに目覚めていくまでの顛末を記した、ノンフィクションです。

巷では、京都版の「鉄腕DASH」ともいわれる、京都シリーズの2作目。


*03年「京都で町家に出会った。」に改題、文庫化。(文春文庫)

東京育ちの京町家暮らし/麻生圭子





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